10年間積み立てを続けてきて、お金が貯まる人と貯まらない人の違いについて、なんとなく見えてきたことがある。
高収入かどうかはあまり関係ない。年収が高くてもほとんど残らない人もいれば、平均的な収入でも着実に資産を積み上げている人もいる。違いは才能でも運でもなく、考え方と行動のパターンだと思っている。
気づいたことを書く。
① 「意志力」に頼らず「仕組み」で貯める
お金が貯まらない人の多くは、「今月は節約しよう」と毎月思っている。お金が貯まる人は、仕組みを一度作ったら意志力が不要な状態にしている。
具体的には先取り貯金だ。給料が入ったら先に貯金分と投資分を自動で別口座に移してしまえば、残りのお金で生活するしかなくなる。「使いすぎないようにしよう」と毎月頑張る必要がなくなる。
自分が10年間積み立てを続けられているのも、給料日翌日の自動設定があるからだ。楽天証券の積立設定を一度やれば、あとは何もしなくていい。
② 固定費が低い
月々の収支は「収入-固定費-変動費」だ。固定費が低ければ、変動費が多少ブレても影響が小さい。
お金が貯まる人の固定費は、だいたい低く抑えられている。スマホは格安SIM、保険は必要最低限、サブスクはたまに見直している。「なんとなく払い続けている」費用がない。
自分も格安SIMに乗り換えてから月5,500円浮いた。その分が積立に回っている。固定費は一度下げれば毎月自動的に節約になる点が大きい。
③ お金の流れを「見える化」している
自分が毎月いくら使っているか、正確に把握している人は意外と少ない。お金が貯まる人は、収支を何らかの形で見えるようにしている。
家計簿アプリでもExcelでも手書きでもいい。大事なのは「どこに使ったか」が後でわかること。使い道が見えると、無意識の出費に気づける。
マネーフォワードを使い始めてから、コンビニや外食への「なんとなく支出」が目に見えるようになって、自然と減った。
④ 「欲しいもの」と「必要なもの」を分けている
お金が貯まらない人の多くは、欲しいと感じたものをすぐ買う。お金が貯まる人は、欲しいと思ってから少し時間をおく習慣がある。
「1週間後にまだ欲しかったら買う」というルールを持っている人は多い。衝動買いのほとんどは、1週間後には「別にいらないか」になることが多いからだ。
倹約家というわけじゃなくて、本当に欲しいものには普通にお金を使う。ただ「なんとなく買う」がないだけだ。
⑤ 比べる対象が「他人」ではなく「過去の自分」
SNSで誰かの旅行写真や新しいガジェットを見て、つられて買ってしまう。これが「見栄消費」で、お金が貯まらない人に多いパターンだ。
お金が貯まる人は、基準が自分の中にある。去年より資産が増えたか、先月より無駄が減ったか。他人の消費ではなく、自分の変化を見ている。
⑥ 投資を「早く始めた」か「今すぐ始めた」か
お金が貯まっている人で、投資をまったくやっていない人はほとんどいない。積立投資・NISA・iDeCoなど何かしらの形で、お金を「働かせる」仕組みを持っている。
「投資は怖い」「もう少し貯まったら始めよう」と言っているうちに、時間だけが過ぎる。複利は時間が長いほど効果が大きくなる性質があるので、始めた時期の差は年々広がっていく。
自分が10年で元本1,200万円を積み立てられたのは、早く始めたからではなく「続けた」からだ。始める時期は早ければ早いほどいいけど、今日からでも遅くない。
⑦ 「お金の勉強」を一度している
投資の仕組み、税金の基礎、保険の種類。これらを一通り勉強している人は、無駄な出費や損な選択を自然に避けられる。
たとえば、保険の仕組みを知っていれば不要な特約に気づけるし、税金の仕組みを知っていればふるさと納税や医療費控除を使える。知識があるだけで手取りが変わる場面は多い。
「お金の勉強」と聞くと大げさに聞こえるが、入門書を1〜2冊読む程度でも全然違う。
共通点をひとことで言うと
「仕組みを作って、あとは考えない」に尽きると思っている。
毎月意識して節約しようとするより、最初に先取り貯金と積立の設定をして、固定費を下げて、支出が見えるようにしておく。それだけで大半の人がお金を貯められるようになる。
特別な才能は要らない。仕組みさえあれば、意志が弱くてもお金は貯まる。逆に言えば、仕組みがなければどんなに意志が強くても長続きしない。
つみたてサラリーマン 管理人


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