暴落が来たとき積立投資をどうするか|10年で2度の暴落を経験して思うこと

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10年間積み立てを続けていると、暴落は必ず経験する。

2020年のコロナショックでは、S&P500が約2ヶ月で34%下落した。毎日のように画面を開くたびに、積み上げてきた資産の数字が減っていく。あの感覚は今も覚えている。

結論から言うと、自分はそのとき何もしなかった。積立の設定はそのままにして、画面を見る頻度を減らした。それだけだ。今振り返ると、それが正解だったと思っている。


暴落は「イレギュラー」ではない

まず前提として、暴落は例外的な出来事ではない。

過去の主な暴落を振り返ると、ITバブル崩壊(2000〜2002年)、リーマンショック(2008〜2009年)、コロナショック(2020年)、米国利上げによる下落(2022年)と、10年に1〜2回のペースで大きな下落が起きている。

長期で積み立てていれば、暴落は「いつか来る出来事」ではなく「必ず来る出来事」だ。心の準備ができているかどうかで、そのときの行動が変わる。


暴落時に絶対にやってはいけないこと

積立をやめる・解約する

これが最大の失敗パターンだ。

下落している局面で積立を止めると、一番安い時期に買えなくなる。ドルコスト平均法の本領は「価格が下がっているときにより多く買える」ことにあるので、止めてしまうとその恩恵を丸ごと捨てることになる。

ドルコスト平均法とは?毎月定額で積み立てるだけで「安く買える」仕組み

損切りして現金に戻す

「これ以上下がる前に売ろう」という判断は、ほぼ裏目に出る。

底値がどこかは誰にもわからない。売った後にさらに下がって「やっぱり売って正解だった」と思っていると、気づいたら回復していて「いつ買い直せばいいかわからない」という状態になる。結果として、安値で売って高値で買い直すことになりやすい。

毎日画面を見て一喜一憂する

精神的に消耗するだけで、何も変わらない。むしろ不安が積み重なって、誤った判断をしやすくなる。暴落局面では意図的に画面を見る頻度を下げる方が賢明だ。


暴落時にやるべきこと

何もしない

積立設定はそのままにして、いつも通りの生活を続ける。これが一番難しくて、一番正しい行動だ。

コロナショックのとき、自分は設定を変えなかった。その後1年足らずで市場は回復し、2021年には過去最高値を更新した。積立を止めていたら、安い時期の購入分が丸ごと抜けていた。

生活防衛資金が十分にあるか確認する

暴落時に焦る原因の一つは「もしかしたら今後の生活費が足りなくなるかも」という不安だ。生活費の3〜6ヶ月分の現金を別に持っていれば、投資資産が下がっても生活には影響しない。この安心感が「何もしない」を可能にしてくれる。

積立額を増やせる余裕があるなら増やす

これは上級者向けの話だが、暴落局面は安く買えるチャンスでもある。生活防衛資金を崩さない範囲で、一時的に積立額を増やすのは理にかなっている。ただし、無理をすると後で続けられなくなるので注意が必要だ。


歴史的に見て、暴落後はどうなってきたか

過去の暴落と回復の事例を見ると、長期的には回復してきたという事実がある。

リーマンショックでS&P500は最大約57%下落したが、その後約5年で回復した。コロナショックは約34%下落したが、回復までに要した期間は約5ヶ月だった。

もちろん「過去が未来を保証するわけではない」は事実だ。ただ、インデックスファンドで世界中の企業に分散投資していれば、特定の企業や国が潰れても他でカバーされる。人類全体の経済活動がゼロになる事態でない限り、長期的な右肩上がりに賭けることには一定の合理性がある。

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暴落が怖いなら、これだけ覚えておく

複雑に考えなくていい。暴落が来たときの行動指針はこうだ。

積立設定は変えない。生活防衛資金に手をつけない。画面を見る頻度を減らす。

この3つだけ守れれば、ほとんどの暴落を乗り越えられる。

自分が10年間でそれを実践できたのは、「長期でインデックスを積み立てていれば、一時的な下落は誤差になる」という考え方を最初から持っていたからだ。暴落が来るたびに思い出してほしい。

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よくある質問

Q. 暴落が来る前に一旦売って、底値で買い直せばいいのでは?

理論上は正しいが、実際には不可能に近い。暴落がいつ始まりいつ終わるかは、後になってわかることで、リアルタイムでは誰にもわからない。「今が底だ」と思って買ったらさらに下がる、「まだ下がりそう」と思って待っていたら急回復する、というパターンがほとんどだ。

Q. 暴落中にNISA枠を使い切るのはありですか?

余裕資金があるならあり。ただし、生活防衛資金を崩して投資するのは避けること。暴落がいつ終わるかわからないので、焦って全額投入するより、分けて買い増す方がリスクが小さい。

Q. 何年積み立てれば暴落が怖くなくなりますか?

慣れは人によって違うが、自分の場合は3〜4年続けたあたりから「また来たか」という感覚になってきた。続けることで暴落の感触を経験として積み上げるしかない。


まとめというか、暴落を経験して思うこと

10年で2度の大きな暴落を経験して、一番大事だと感じたのは「続けること」への確信を事前に持てているかどうかだ。

暴落のたびに「やっぱり投資はリスクがある」と考えるか、「安く買えている時期が来た」と考えるか。どちらの視点を持っているかで、取る行動がまるで変わる。

積立投資は「続けた人が報われる」仕組みだ。暴落はその続けるという行動を試される場面だと思っている。

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つみたてサラリーマン 管理人


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