積立投資を始めようとすると、必ずぶつかる壁があります。
「オルカンとS&P500、どっちを買えばいいの?」
結論から言います。どちらを選んでも長期投資では優秀な成果が期待できます。迷っているならオルカン一択です。 ただ、違いを理解したうえで自分に合った方を選んだ方が、相場が下がったときも動じずに続けられます。この記事で2つの違いをわかりやすく解説します。
そもそもオルカンとS&P500とは?
オルカン(全世界株式インデックスファンド)
「オルカン」とは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称です。世界約50カ国・約3,000社の株式に投資するファンドです。
- 米国株:約60%
- 欧州・アジア・新興国など:約40%
S&P500インデックスファンド
米国の代表的な企業500社に投資するファンドです。Apple・Microsoft・Amazon・Googleなど、誰もが知る大企業が上位を占めています。
- 米国株:100%
オルカンとS&P500の基本比較
| オルカン | S&P500 | |
|---|---|---|
| 投資対象 | 全世界約50カ国 | アメリカのみ |
| 銘柄数 | 約3,000社 | 500社 |
| 信託報酬 | 年約0.058% | 年約0.088% |
| 分散度 | 高い | 中(アメリカ集中) |
| 過去10年リターン | 高い | より高い |
| おすすめ度 | ◎ | ◎ |
どちらも信託報酬が0.1%未満の超低コストファンドです。
過去のリターンはS&P500が上
過去10〜20年の実績で見ると、S&P500の方がオルカンよりリターンが高い傾向があります。これはアメリカ経済が世界をリードしてきたためです。
ただし、過去の実績が将来も続く保証はありません。
2000年代はアメリカ株が低迷し、新興国が強い時代もありました。「これからもアメリカが強い」と確信できるならS&P500、「どの国が強くなるかわからない」と思うならオルカンという選び方が自然です。
オルカンがおすすめな人
- 投資初心者で、シンプルに「世界全体に投資したい」方
- 特定の国・地域に集中するリスクを避けたい方
- 迷ったらとにかく1本で完結させたい方
オルカンはアメリカが60%を占めており、実質的にアメリカ経済の恩恵も受けられます。「世界で一番強い国の株に投資したい」と思っても、結果的にオルカンでカバーできています。
S&P500がおすすめな人
- アメリカ経済の成長を信じている方
- 過去の実績重視で選びたい方
- 楽天証券で楽天S&P500ファンドをクレカ積立したい方
S&P500に連動するファンドは複数ありますが、代表的なのは以下の2つです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):SBI証券・楽天証券ともに取り扱いあり
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド:楽天証券のクレカ積立で還元率が高い場合あり
両方買う必要はない
「どちらか決められないから両方買う」という方がいますが、初心者はどちらか1本に絞ることをおすすめします。
オルカンにはS&P500の中身(米国株)が約60%含まれているため、両方買っても実質的に米国株の比率がさらに上がるだけで、分散効果はほとんどありません。
結局どっちを選べばいいか
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| 迷っている・よくわからない | オルカン |
| アメリカ経済を強く信じている | S&P500 |
| リスクをできるだけ分散したい | オルカン |
| 過去実績重視で選びたい | S&P500 |
| 1本でシンプルに完結させたい | オルカン |
迷ったらオルカンを選んでください。 どちらを選んでも長期投資の観点では大きな差は出ません。それよりも「選んだら続けること」の方がはるかに重要です。
よくある質問(Q&A)
Q. 途中でオルカンからS&P500に変えることはできますか? できます。ただしNISA口座での売却は非課税枠を消費することになるため、頻繁な乗り換えはおすすめしません。最初にじっくり選んで、長く続けることが大切です。
Q. オルカンの「全世界」には日本も含まれますか? 含まれています。日本株は全体の約5〜6%程度を占めています。
Q. 新興国株式は含まれますか? オルカンには中国・インド・ブラジルなどの新興国株式も約10%程度含まれています。S&P500には含まれません。
まとめ
オルカンとS&P500、どちらも優秀なインデックスファンドです。
- 迷ったらオルカンを選べば間違いなし
- S&P500はアメリカ集中・過去実績が高い
- オルカンは世界分散・リスクが低め
- 両方買う必要はない
- どちらを選んでも「続けること」が最重要
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つみたてサラリーマン 管理人


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