社会人になりたての頃、手取りが20万円を少し下回る時期があった。
家賃・食費・交通費を払うと、月末には残高がほぼゼロになっていた。「貯金なんてできるわけない」と思っていたが、振り返るとお金の使い方に問題があっただけだった。予算を決めず、残ったら貯金しようとしていたから、何も残らなかった。
手取り20万円でも、配分を決めれば毎月3万円は貯められる。この記事では、実際に使える予算の内訳を紹介する。
手取り20万円の予算配分(目安)
| 項目 | 金額 | 比率 |
|---|---|---|
| 家賃 | 55,000円 | 27.5% |
| 食費 | 30,000円 | 15% |
| 光熱費・水道 | 8,000円 | 4% |
| スマホ代 | 2,000円 | 1% |
| 交通費 | 10,000円 | 5% |
| 日用品 | 5,000円 | 2.5% |
| 娯楽・交際費 | 15,000円 | 7.5% |
| 被服・美容 | 5,000円 | 2.5% |
| 保険 | 3,000円 | 1.5% |
| 先取り貯金・投資 | 30,000円 | 15% |
| 予備費 | 37,000円 | 18.5% |
| 合計 | 200,000円 | 100% |
各項目の考え方
家賃(55,000円)
手取りの25〜30%が目安とよく言われる。手取り20万円なら5〜6万円が上限だ。
東京・大阪などの都市部では厳しい金額だが、会社の家賃補助がある場合は実質負担をこの範囲に収められることが多い。家賃は固定費の中で最も大きく、ここが高いと他の全てが圧迫される。引っ越しのタイミングで考え直す価値がある。
食費(30,000円)
一人暮らしの食費として現実的な上限だ。外食が増えるとすぐ超える。自炊の頻度を増やすより、「外食するなら昼だけ」など使う場面を決める方が管理しやすい。
スマホ代(2,000円)
格安SIMを使えばここまで下げられる。大手キャリアのまま月7,000〜8,000円払っている場合、格安SIMに乗り換えるだけで月5,000円以上浮く。年間6万円の差になる。
先取り貯金・投資(30,000円)
ここだけは最初に確保する。給料が入ったら先に別口座に移してしまう仕組みを作れば、意志に頼らず毎月積み上げられる。
手取り20万円で月3万円の貯金は15%の貯蓄率だ。5年続ければ180万円になる。投資に回せば複利で増える分も加わる。
予備費(37,000円)
「なんとなく使う」ための枠ではない。急な出費・医療費・交際費の超過分などに充てる緩衝材だ。月末に余ったら翌月の貯金に回す。
手取り20万円で貯金するための3つのポイント
① 固定費を先に削る
変動費を毎月節約しようとするより、スマホ・保険・サブスクなどの固定費を一度下げる方が効果が長続きする。固定費は下げた瞬間から毎月自動的に節約になる。
② 「残ったら貯金」をやめる
月末に残ったお金を貯金しようとすると、ほぼ残らない。先に貯金分を抜いて、残りで生活する順番に変えるだけで結果が変わる。
③ 支出を月1回だけ確認する
毎日家計簿をつける必要はない。月に1回、食費・固定費・その他の3つに分けて合計を確認するだけでいい。マネーフォワードを使えば銀行・カードの明細が自動で集計される。
投資まで手が回らない場合は
月3万円の先取りを貯金と投資に分ける場合、まずは貯金で生活防衛資金(生活費3ヶ月分=60万円)を作ることを優先するのが現実的だ。
防衛資金ができたら、NISAで月1〜2万円から積立を始める。少額でも始めることで習慣になる。
→ 新NISAとは?会社員が知っておくべき制度の基本と始め方
手取り20万円は決して多くない。でも、使い方を決めれば貯金できる金額だ。最初の一歩は「先に取り分ける」ことだけでいい。
つみたてサラリーマン 管理人


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