「社会人になったらお金のこと、何から始めればいいの?」
学生から社会人になると、初めて自分でお金を管理することになります。最初の習慣が10年後・20年後の資産に大きく影響します。この記事では新社会人が入社前後にやるべきお金の準備を5つに絞って解説します。
なぜ最初の習慣が重要なのか
社会人になりたての時期は「生活費の感覚」が決まる大事な時期です。最初から貯金・投資の習慣をつけると、収入が増えても無駄遣いしにくくなります。逆に最初から生活水準を上げすぎると、後から下げることが難しくなります。
やること① 給与口座と貯金口座を分ける
やるタイミング:入社前〜入社直後
給与が振り込まれる口座と、貯金用の口座を別々に作りましょう。
おすすめの口座構成
- 給与口座:メインバンク(会社指定の銀行)
- 貯金口座:楽天銀行・住信SBIネット銀行など金利が高いネット銀行
給料日に自動で貯金口座に一定額を移す「先取り貯金」の設定をすれば、意志力不要でお金が貯まる仕組みができます。
→ 先取り貯金とは?給料日に自動でお金を移すだけで貯まる仕組み
やること② 固定費を最初から低く設定する
やるタイミング:入社前(部屋探しの時期)
一人暮らしをする場合、家賃は手取りの25%以内に抑えましょう。
| 手取り | 家賃の上限目安 |
|---|---|
| 15万円 | 37,500円 |
| 20万円 | 50,000円 |
| 25万円 | 62,500円 |
また入社と同時に通信費も格安SIMに切り替えましょう。学生時代から大手キャリアを使っている場合、格安SIMに変えるだけで年間6万円節約できます。
→ 格安SIMに乗り換えるだけで年6万円節約|おすすめ3選比較
やること③ 保険を整理する
やるタイミング:入社直後
社会人になると会社の健康保険・雇用保険に加入します。これだけで基本的な保障はかなりカバーされます。
新社会人に必要な保険
- 死亡保険:独身・扶養家族なしなら不要な場合が多い
- 医療保険:健康保険の高額療養費制度で大きな医療費はカバーされる
- がん保険:20代では優先度低め
保険会社や銀行の窓口で勧められるままに契約するのは危険です。まず自分に何が必要か確認してから加入しましょう。
→ 会社員が入るべき保険はこれだけ|不要な保険を見極める方法
やること④ NISA口座を開設して積立投資を始める
やるタイミング:入社後1〜3ヶ月以内
新社会人が最もやるべき資産形成はNISAでの積立投資です。
なぜ早く始めるべきか 22歳から月3万円を積み立てた場合と、30歳から始めた場合の差を見てみましょう(年利5%・60歳まで)。
| 開始年齢 | 積立期間 | 積立元本 | 運用後の資産額 |
|---|---|---|---|
| 22歳から | 38年 | 1,368万円 | 約4,320万円 |
| 30歳から | 30年 | 1,080万円 | 約2,496万円 |
8年早く始めるだけで約1,800万円の差が生まれます。
まずは月1万円からでも始めることが重要です。
→ 新NISAとは?会社員が知らないと損する活用法 → 積立投資の始め方【手順通りにやれば10分で完了】
やること⑤ 家計簿アプリで収支を把握する
やるタイミング:入社後すぐ
社会人になって初めて「自分のお金の流れ」を管理することになります。最初からマネーフォワードMEで収支を自動管理する習慣をつけましょう。
銀行口座・クレジットカードを連携するだけで収支が自動で記録されます。月に1回見直すだけでお金の使い方が把握できます。
→ 家計簿アプリはマネーフォワードが最強な理由|使い方を解説
入社1年目の理想のスケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 入社前 | 家賃25%以内の部屋を選ぶ・格安SIMに変える |
| 入社月 | 給与口座と貯金口座を分ける・先取り貯金を設定 |
| 入社1ヶ月以内 | 保険を整理する・家計簿アプリを設定 |
| 入社3ヶ月以内 | NISA口座を開設して積立投資を始める |
| 入社半年後 | ふるさと納税を申し込む |
やってはいけないこと
① 初任給で大きな買い物をする
初任給でブランド品・高額スマホ・車などを買うと、その後の生活水準が上がりすぎて節約が難しくなります。
② 保険を勧められるまま契約する
入社直後に保険会社の担当者が職場に来ることがあります。その場で契約せず、必ず持ち帰って検討しましょう。
③ 会社の持株会・財形貯蓄だけに頼る
会社の制度は便利ですが、NISAの方が税制優遇が大きく自由度も高いです。並行して活用しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 奨学金の返済がある場合、投資はどうすればいいですか? 奨学金の金利が低い(1%以下)場合は、返済しながら少額でもNISAを始めることをおすすめします。金利が高い場合は返済を優先しましょう。
Q. 入社直後は生活が安定しないので投資は後でいいですか? 最初の3ヶ月は生活費の感覚をつかむ期間でOKです。ただし半年以内にはNISAを始めましょう。先延ばしにすると永遠に始まりません。
Q. 社会人1年目でいくら貯金すればいいですか? 手取りの20〜30%が目安です。手取り20万円なら月4〜6万円です。まず緊急資金として生活費3ヶ月分(約50〜60万円)を貯めることを最初の目標にしましょう。
まとめ
新社会人がやるべきお金の準備5つをまとめます。
- 給与口座と貯金口座を分けて先取り貯金を設定する
- 固定費(家賃・通信費)を最初から低く設定する
- 保険を整理して必要最小限にする
- NISA口座を開設して積立投資を始める
- 家計簿アプリで収支を把握する
社会人になって最初の1年間の習慣が、10年後・20年後の資産を決めます。「後でやろう」と思っているうちに時間が経ってしまいます。今すぐできることから一つ始めてください。
お金を増やす全体の流れはこちら。 → 【完全版】20代・30代会社員のお金の増やし方ロードマップ
つみたてサラリーマン 管理人


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