「転職したけど、お金の手続きって何かあるの?」
転職後にやるべきお金の手続きをやり忘れると、税金を多く払ったり、保険が途切れたりと損をすることがあります。この記事では転職後に必ずやるべきお金の手続き5つを解説します。
手続き① 年末調整・確定申告の準備
やるタイミング:転職した年の12月〜翌年3月
転職した年は、前職と現職の2か所から給与をもらっています。新しい会社で年末調整をしてもらうために、前職の源泉徴収票を必ず受け取りましょう。
ケース別の対応
| ケース | 対応 |
|---|---|
| 年内に転職先に入社した | 源泉徴収票を転職先に提出→年末調整 |
| 年内に転職先が決まらなかった | 自分で確定申告が必要 |
| 副業収入が20万円超えた | 確定申告が必要 |
源泉徴収票は退職後1ヶ月以内に前職から送られてきます。届いたら大切に保管しましょう。
手続き② 健康保険の切り替え
やるタイミング:退職日の翌日から14日以内
退職すると会社の健康保険から脱退します。転職先が決まっている場合は新しい会社の健康保険に加入しますが、転職先への入社まで空白期間がある場合は以下のどちらかを選択します。
選択肢①:任意継続保険 前職の健康保険を最大2年間継続できます。保険料は前職の約2倍になります。
選択肢②:国民健康保険 市区町村の国民健康保険に加入します。前年の収入をもとに保険料が計算されます。
どちらが安いかは前職の収入と退職タイミングによって異なります。両方の保険料を比較して選びましょう。
手続き③ iDeCoの移管手続き
やるタイミング:転職後できるだけ早く(6ヶ月以内に必ず)
iDeCoに加入していた場合、転職後に手続きが必要です。
転職先に企業型DCがない場合 引き続きiDeCoを継続できます。勤務先変更の手続きを金融機関に届け出ましょう。
転職先に企業型DCがある場合 企業型DCへの移換を検討しましょう。手続きを6ヶ月以内に行わないと自動的に現金化されてしまいます。
→ iDeCoとは?会社員が節税しながら老後資金を増やす方法
手続き④ NISAの継続確認
やるタイミング:転職後すぐ
NISAは転職しても口座はそのまま継続できます。特別な手続きは不要です。
ただし、住所変更がある場合は証券会社に住所変更の届け出が必要です。
また、転職によって収入が変わった場合は積立額の見直しをしましょう。収入が増えたら積立額を増やす絶好のタイミングです。
手続き⑤ ふるさと納税の限度額の再計算
やるタイミング:転職後・収入が確定したタイミング
転職によって年収が変わると、ふるさと納税の控除上限額も変わります。
注意点
- 転職で年収が上がった場合:上限額が増えるのでフル活用できる
- 転職で年収が下がった場合:上限額が減るので申込額を減らす必要がある
年収が確定する年末近くに限度額を再計算して、余裕があれば追加申し込みしましょう。
→ ふるさと納税で得する方法|会社員が知らないと損する節税術
転職後にやってはいけないこと
① 退職金をそのまま使う
退職金は老後資金の一部です。NISAの成長投資枠で一括投資するか、高利率の定期預金で保管しましょう。
② 収入が増えたからと生活水準を一気に上げる
転職で収入が増えたとき、生活水準を上げるのは最小限にして、増えた分を積立投資に回しましょう。
③ 転職先の持株会・財形貯蓄だけに頼る
会社の制度は便利ですが、NISAの方が税制優遇が大きく自由度も高いです。並行して活用しましょう。
転職後の家計見直しチェックリスト
| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
| ☐ 源泉徴収票を受け取った | 前職から受け取り保管する |
| ☐ 健康保険の切り替えをした | 空白期間がないようにする |
| ☐ iDeCoの手続きをした | 6ヶ月以内に必ず行う |
| ☐ NISAの住所変更をした | 引越しがある場合のみ |
| ☐ 積立額を見直した | 収入変化に合わせて増減 |
| ☐ ふるさと納税の限度額を再計算した | 年収変化に応じて調整 |
| ☐ 固定費を見直した | 新しい生活に合わせて最適化 |
よくある質問(Q&A)
Q. 転職で年収が下がりました。NISAの積立額はどうすればいいですか? 生活費が苦しくなる場合は積立額を減らしましょう。ただし完全にやめるのはNGです。月1万円でも継続することが大切です。
Q. 転職先が決まる前に退職しました。無収入期間の社会保険はどうすればいいですか? 退職日翌日から14日以内に国民健康保険か任意継続保険のどちらかに加入が必要です。また国民年金への切り替えも必要です。
Q. 転職で退職金が出ました。確定申告は必要ですか? 退職金は「退職所得」として分離課税されます。会社が「退職所得の受給に関する申告書」を提出していれば確定申告は不要です。未提出の場合は確定申告で還付を受けられる場合があります。
まとめ
転職後にすぐやるべきお金の手続き5つをまとめます。
- 年末調整・確定申告の準備:前職の源泉徴収票を受け取る
- 健康保険の切り替え:退職翌日から14日以内に手続き
- iDeCoの移管手続き:6ヶ月以内に必ず行う
- NISAの継続確認:住所変更があれば届け出る・積立額の見直し
- ふるさと納税の限度額の再計算:年収変化に合わせて調整
転職はお金の仕組みを見直す絶好のタイミングです。手続きをやり忘れず、収入が増えた場合はNISAの積立額を増やしましょう。
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つみたてサラリーマン 管理人


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