「奨学金を返し終わってから投資を始めよう…」
そう思って待っていると、気づいたら30代・40代になっていた、というケースが多いです。結論から言うと、奨学金の金利が低ければ返済しながらでも投資を始めるべきです。この記事では奨学金返済と投資を両立する具体的な方法を解説します。
奨学金返済中に投資すべきかの判断基準
シンプルな基準があります。
奨学金の金利 < 投資の期待リターン → 投資を優先
| 奨学金の種類 | 金利の目安 | 投資との判断 |
|---|---|---|
| 第一種奨学金(無利子) | 0% | 投資を優先すべき |
| 第二種奨学金(有利子) | 0.1〜3%程度 | 基本的に投資を優先 |
| 民間の教育ローン | 3〜5%程度 | 要検討(金利による) |
インデックス投資の長期期待リターンは年利4〜5%程度です。奨学金の金利が3%以下であれば、繰り上げ返済より投資の方が長期的に有利になります。
奨学金返済と投資を両立する具体的な方法
STEP 1:固定費を削って余裕を作る
まず通信費・保険・サブスクを見直して月2〜3万円の余裕を作ります。
STEP 2:緊急資金を確保する
奨学金返済があっても、緊急資金(生活費3ヶ月分)は必ず確保しましょう。緊急資金がないと、急な出費のたびに生活が苦しくなります。
STEP 3:奨学金の返済を続けながらNISAで少額積立を始める
月1万円からでも積立NISAを始めましょう。
奨学金返済額別の投資シミュレーション
月の奨学金返済額が2万円の場合、残りの余裕から月1万円を投資に回した場合のシミュレーションです(年利5%)。
| 積立期間 | 積立元本 | 運用後の資産額 |
|---|---|---|
| 5年 | 60万円 | 約68万円 |
| 10年 | 120万円 | 約155万円 |
| 20年 | 240万円 | 約411万円 |
| 30年 | 360万円 | 約832万円 |
奨学金を返済しながら月1万円だけ投資しても、30年で800万円超えの資産になります。
奨学金返済を早く終わらせたい場合の考え方
繰り上げ返済を検討する場合は以下を参考にしてください。
繰り上げ返済が有利なケース
- 奨学金の金利が3%以上
- 心理的に借金が嫌でストレスになっている
- 結婚・住宅購入など近い将来に大きな資金が必要
投資を優先すべきケース
- 奨学金の金利が1%以下
- 返済期間が10年以上残っている
- 心理的に借金はそれほど気にならない
奨学金返済中のリアルな家計例
手取り22万円・奨学金返済月2万円の場合の家計配分例です。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 家賃 | 55,000円 |
| 食費 | 25,000円 |
| 通信費 | 2,000円(格安SIM) |
| 光熱費 | 8,000円 |
| 日用品・交際費 | 15,000円 |
| 奨学金返済 | 20,000円 |
| 生活費合計 | 125,000円 |
| 緊急資金積立 | 20,000円 |
| NISA積立 | 10,000円 |
| 予備費 | 10,000円 |
| 自由に使う | 35,000円 |
奨学金を返済しながらも、月3万円を貯金・投資に回せる家計が実現できます。
奨学金返済中でも使える制度
① 奨学金の減額返還・返還猶予制度
収入が少ない場合、月の返済額を減らしたり一時的に猶予してもらえる制度があります。日本学生支援機構(JASSO)に相談しましょう。
② ふるさと納税
住民税を払っていれば奨学金返済中でも使えます。食料品の返礼品で食費を節約できます。
→ ふるさと納税で得する方法|会社員が知らないと損する節税術
③ iDeCo
奨学金返済中でもiDeCoで節税しながら老後資金を積み立てられます。ただし月の余裕が少ない場合はNISAを優先しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 奨学金の金利が2%です。繰り上げ返済と投資どちらが有利ですか? 長期的には投資の方が有利になりやすいです(期待リターン4〜5%)。ただし確実性を重視するなら繰り上げ返済もありです。半分ずつ並行するのもおすすめです。
Q. 奨学金返済が終わったら投資額を増やせばいいですか? はい。返済が終わった分をそのまま積立投資に回しましょう。月2万円の返済が終われば、翌月からその2万円をNISAに追加するのが最善です。
Q. 奨学金があることを将来のパートナーに伝えるべきですか? これはお金の問題ではなくコミュニケーションの問題です。結婚を前提に付き合う段階では正直に伝えることをおすすめします。
まとめ
奨学金返済中でも投資を始めるべき理由と方法をまとめます。
- 奨学金の金利が3%以下なら投資を優先すべき
- まず緊急資金(生活費3ヶ月分)を確保する
- 奨学金を返済しながらNISAで月1万円から積立投資を始める
- 返済が終わったら投資額をその分増やす
- 繰り上げ返済は金利3%以上の場合に検討
「奨学金を返し終わってから投資を始めよう」と待っていると、複利の恩恵を大きく逃します。今すぐ月1万円から始めることが正解です。
お金を増やす全体の流れはこちら。 → 【完全版】20代・30代会社員のお金の増やし方ロードマップ
つみたてサラリーマン 管理人


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