今朝スーパーに寄って、いつも買っている食パンの値札を見て正直ため息が出た。また上がっている。気のせいかと思ったが、ニュースを見て納得した。今月はとにかく値上げが多い。
帝国データバンクの調査によると、2026年7月は食品だけで2,566品目が値上げされるとされている。数字を見ると、もう「一部の商品が」という規模ではない。生活の真ん中にあるものが、ごっそり上がっている。
実際、山崎製パンは7月出荷分から食パンや菓子パンなど306品目を値上げし、食パン類の値上げ率は平均6.6%だという。カップ麺も同じだ。サッポロ一番カップスターやスーパーカップといった、正直うちの棚に常にある顔ぶれが7月1日から上がった。伊藤ハムに至っては家庭用・業務用あわせて220品目を約5〜30%引き上げるらしい。
なぜここまで一斉なのか。背景として一番大きいのが物流費と包装・資材の値上がりだ。中東情勢の悪化でナフサの供給が細り、食品を包むフィルムやトレーのコストまで押し上げているとされる。つまり中身だけでなく「包み」まで高くなっている。これは一時的な話では終わりそうにない。
会社員の立場で考えると、これはボディブローのように効いてくる。給料日は月に一度だが、値上げは毎月やってくる。第一生命経済研究所の試算では、4人家族で年8.9万円ほど負担が増える可能性があるという。額を聞くと、なかなかの金額だ。
一方で、少し明るい話もある。電気・ガス代は政府の補助が7〜9月に再開され、3か月で最大5,000円ほど負担が軽くなるとされている。夏はエアコンで電気代がかさむ季節なので、これは素直にありがたい。
では、会社員として具体的に何ができるか。
まず、固定費の見直しだ。食品の値上げは正直、個人の努力ではどうにもならない部分が大きい。だからこそ、頑張らなくても効く固定費を削るのが先だと思っている。実は私自身、スマホを日本通信SIMの格安SIMに変えてから月5,500円ほど浮くようになった。年間にすると6.6万円。さっきの「年8.9万円の負担増」の大半を、これ一つでほぼ相殺できている計算になる。一度変えれば毎月ずっと効く。これが固定費削減の強さだ。
もう一つは、守りだけでなく「攻め」も同時に持っておくこと。値上げでお金の価値が目減りしていく局面では、現金をただ置いておくのが実はリスクになる。私はNISAのつみたて投資枠で、楽天証券を使って月10万円の積立を10年続けている。相場が上がった日も下がった日も、淡々と同じ額を買い続けているだけだ。派手さはないが、物価が上がる時代にお金を働かせておく安心感は大きい。ちなみにNISAのつみたて対象ファンドの含み益は過去最高の15兆円を超えたとされていて、コツコツ続けてきた人ほど恩恵を受けている。
値上げのニュースを見ると、どうしても気分が沈む。でも、落ち込んで終わりにするのはもったいない。上がった食パン代を嘆く時間で、スマホ料金を見直したり、積立の設定を確認したりするほうが、来月の自分は確実にラクになる。値上げは止められないが、家計の守り方と攻め方は自分で選べる。今日はそこだけ、覚えて帰ってもらえたら嬉しい。


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